和田安弘税理士事務所 | 日記 | 夫婦間の口座移動に贈与税がかかるの?

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和田安弘税理士事務所 の日記

夫婦間の口座移動に贈与税がかかるの?

2015.03.29

数年前に銀行で口座の移動は夫婦間は気にされなくて大丈夫です。って聞いていたのですが、最近大金を移動したので気になったのでお尋ねします。
主人が個人事業主で私が専従者です。会社の通帳は別にしています。引出金は税金と主人のおこずかい月5万~10万ほどとっています。専従者給与は年間480万ほどとっています。毎月専従者給与から20万~10万を子供の教育費やら主人の保険や家族の保険の引き落とし口座A(主人名義)に入れています。そこから引き出したことは口座開設から一度もありません。ですが、10年前に主人が遺産相続をしたのですが、そのうち2600万ほどを会社の口座に運営資金として使ったので、毎月主人の普通預金口座Bに20万~30万ほど入れて1000万円貯まったので私の名義で1000万円の定期預金に昨年と今年貯金しました。自宅のリフォームもしくは建て替えを検討していて、結婚して27年になるので2000万円までは大丈夫だと思っていたのですが、、違うのでしょうか?これで税金がかかるようだったら、老後の生活費が国民年金だけでは足りないので不安です。元に戻したいと思います。アドバイス宜しくお願い致します。

回答:贈与税の配偶者控除
贈与税の配偶者控除は婚姻期間が20年以上の配偶者から居住用不動産を取得するために資金の贈与を受けた場合に適用されます。贈与を受けた年の翌年3月15日までに居住用不動産を取得してそこに住むことが条件です。夫婦間の名義については、その預金をどなたが実質管理をしているのかが問われます。例えば相続時に被相続人本人以外の方の名義となっていても、実質被相続人が通帳及び印鑑を管理していた場合には被相続人の預金として判定されます。たとえ名義が奥様であっても、通帳及び印鑑の管理はご主人が行っている場合は奥様の預金であるといえない場合もあります。実質ご主人の相続財産から形成された預金ということであれば、ご主人の預金ともいえます。贈与税の配偶者控除の条件を検討され、改めて資金の移動を確実に行い、住宅の建て替えを実施して居住用不動産を奥様の名義にすることで贈与税の配偶者控除の適用を受けることができます。この適用を受けるためには贈与税の確定申告が必要ですので、ご注意ください。

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